【Cornetとはどんなブランドだったの?】“トムおじさん”が作った、昔ながらのロリータ服 | クローゼットチャイルド26.9

こんにちは、クローゼットチャイルド横浜店です♡
今回は、少し懐かしいロリータブランドのお話です。
現在では新品を見かけることがなくなった Cornet(コルネット)。
2000年代のロリータ服が好きな方の中には、
「昔Cornetを着ていた!」
「初めて買ったロリータ服がCornetだった」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
現在も中古市場で探している方がいるCornetですが、
そもそもCornetとは、どんなブランドだったのでしょうか?
そして、Cornetの服には、なぜ今でも惹かれる人が多いのでしょうか?
今回は、当時のブランドブログなども参考にしながら、Cornetのことを少し掘り下げてみたいと思います♡
♡ Cornet(コルネット)とは?



Cornetは、2000年代に展開されていた日本のロリータ系ブランドです。
正式には、
「shotgunwedding by Cornet」
という名前で活動していました。
デザイナーは、通称**「トムおじさん」**と呼ばれていたTomさん。
Cornetのお洋服といえば、
♥ コットンレース
♥ ギャザーやフリル
♥ セーラーカラー
♥ スクエアネック
♥ チェックやストライプ
♥ ふんわりとしたスカート
など、どこか懐かしさを感じる昔ながらのロリータスタイルが印象的です。
現在のロリータ服と比べると、装飾をたくさん盛り込むというよりも、
生地・シルエット・レース・襟元など、ひとつひとつの要素を組み合わせて可愛らしさを作っている
ような印象があります。
♡ Cornetの「方向性」がブレなかった理由
Cornetについて調べていて、特に興味深かったのが、Tomさんが商品を作るときの**一つの「決まり事」**です。
Tomさんは、
「昔から、頭の中にひとりの女の子が住み着いていて、毎回商品を試着してもらっている」
ということを語っていました。
これは単なるデザインのイメージというより、
Tomさん自身がお洋服を作るときの基準のようなもの
だったのではないでしょうか。
「この服は、その女の子に似合うだろうか?」
「このデザインはCornetらしいだろうか?」
そんなふうに、頭の中にいる“ひとりの女の子”を基準にしながら服を作っていたからこそ、ワンピース、ジャンパースカート、ブラウス、スカートなど、アイテムが変わってもCornetらしさが残っていたのかもしれません。
ブランドとして長く続けていると、流行に合わせてデザインが大きく変わっていくこともあります。
そんな中で、Tomさん自身の中にある明確な基準がCornetの服を作っていた。
そう考えると、Cornetのお洋服を見たときに感じる「Cornetらしさ」にも納得できます。
♡ そして、もう一つ。Cornetにはとても興味深い「服作り」の考え方がありました

「縫う人によって、洋服の顔が違う」
Cornetについて調べていて、スタッフが特に「これは興味深い!」と思ったのが、この考え方です。
Tomさんは、洋服を作るうえで「誰が縫うのか」ということを、とても大切にしていました。
当時のブログでは、
「縫う人により、洋服の顔が違います」
という考えが語られています。
これ、かなり興味深いですよね。
同じ生地を使って、同じ型紙で、同じ仕様で作ったとしても、誰が縫うかによって、完成した洋服の雰囲気が変わる。
Tomさんは、そこを大切にしていたそうです。
♡ 「誰が縫っても同じ」ではなかった
大量生産のお洋服では、できるだけ同じ品質・同じ仕上がりになることが求められます。
でもCornetでは、
「この人が縫うと柔らかい雰囲気になる」
「この人が縫うと、しっかりした感じになる」
というように、職人さんによって違いがあることをTomさん自身が理解していたようです。
そのため、アイテムによってお願いする工場を変えることも。
洋服を作るとき、
「どこの工場で作るか」だけではなく、「誰が縫うのか」まで含めて服の出来上がりを考えていた
というのは、Cornetを知るうえで本当に興味深いポイントです。
一着の服は、
☑ 生地を選ぶ人。
☑ パターンを作る人。
☑ 裁断する人。
☑ そして実際にミシンを踏む人。
いろいろな人の仕事が重なって、ようやく完成します。
Cornetのお洋服には、そうした**「作る人の違い」まで含めた服作り**があったのだと思うと、今ある一着の見え方も少し変わってきます。
♡ 「根性のあるおばさん連中」にしか作れない!?
そして、Cornetの服作りについて調べていると、さらに興味深い話が出てきます。
Cornetのお洋服は、
ギャザー、フリル、レース……
とにかく手間のかかる仕様が多かったそうです。
仕事を受けたいと連絡してくる工場があっても、実際に仕様を説明すると、
「これは無理!」
と断られてしまうこともあったのだとか。
そんな中でTomさんが頼りにしていた職人さんたちについて、当時のブログでは、
「根性のあるおばさん連中」
と表現されています。
たくさんのギャザーやフリル、レースなど、手間のかかる仕様を一つひとつ仕上げてくれる職人さんたち。
Cornetの特徴的なデザインを形にするには、それだけの技術と根気が必要だったということです。
今、昔のCornetを見て、
「この細かいギャザー、どうやって作ったんだろう?」
と思うことがありますが、その一着の裏側には、こうした職人さんたちの技術と根気がありました。
そして、Tomさんがそうした職人さんたちを頼りにしながら、Cornetのお洋服を作っていたことも、当時のブログから伝わってきます。
♡ Cornetといえば「コットンレース」

Cornetを語るうえで外せないのが、コットンレースです。
☑ ふわっとしたスカート。
☑ 素朴なチェック柄。
☑ 白いコットンレース。
☑ 小さなフリル。
こうした組み合わせが、Cornet独特の柔らかな雰囲気を作っていました。
レースをたくさん使っているのに、どこか甘すぎない。
アンティークドールのような、昔ながらのロリータらしさ。
それがCornetの魅力のひとつだったのではないでしょうか。
♡ 実はかなりしっかりした作り

Cornetのお洋服は、見た目の可愛さだけではありません。
商品によって仕様は異なりますが、
裏地が付いていたり、パニエが内蔵されていたり、しっかりとした作りになっているものも多くあります。
2000年代のお洋服となると、もうかなり年月が経っています。
それでも現在、中古市場でCornetを探している方がいる。
これは、単に「昔の服だから」というだけではなく、
今でも着たいと思えるデザインと、長く着られる作りが残っているから
なのだと思います。
♡ 実はブランド名にも秘密が?
Cornetのブランド名には、ちょっと変わった由来があります。
もともとのブランド名は、
「GLUCK WUNSCHEN GARAUS」
という名前。
「最後の一撃」という意味を持つ言葉で、
「最後までがんばるカッコイイ女の子」
というイメージから付けられたそうです。
さらに興味深いのが、ブランドのネームタグ。
当時のブログには、ネームタグの色を
「思いつきで決定、そして電話で発注 色確認なし」
という、なんともTomさんらしいエピソードも残っています。
きっちり計画されたブランド運営というより、
「こうしたい!」と思ったことを、そのまま形にしていく。
そんなTomさんの人柄も、Cornetというブランドの魅力だったのかもしれません。
♡ Tomさんとお客様との距離が近かった
当時のShotgunWedding公式ブログを読んでいると、もうひとつ印象的なのが、
お客様との距離の近さです。
新作についてのお知らせだけではありません。
☑ 工場の納期が遅れている話。
☑ 商品の仕様についての話。
☑ ホームページについての話。
☑ お客様からの質問への返信。
☑ 時には、工場で起きたちょっとしたミスまで。
今ではなかなか見ることのできない、ブランドが服を作っている途中の様子がそのまま残されています。
2008~2009年頃のブログには、セーラーカラーやスクエアネックをデザインを変えながら継続していく話や、昔ながらの「昭和風」の雰囲気を意識していたことなども書かれています。
完成した商品だけを見ると分からない、
「どうしてこの服が生まれたのか」
という部分まで見ることができるのが、とても興味深いところです。
♡ そしてCornetは2010年頃に終了
ShotgunWeddingは2010年頃、店頭在庫がなくなり次第終了することが発表されました。
Tomさんは、ブランドを終える際にも、生地屋さんや工場など周囲への配慮をしていました。
そして、その後のブログには、
工場の職人さんから
「5~10年でも待っているから声をかけてね」
と言われたというエピソードも。
Cornetのお洋服は、デザイナーひとりだけで作られていたものではありません。
☑ 生地を扱う人。
☑ パターンを作る人。
☑ 縫製する人。
☑ 販売する人。
☑ そして、その服を買って着てくれたお客様。
たくさんの人が関わって、一着のお洋服が完成していたんですね。
♡ なぜ今、Cornetの中古品が注目されているの?

では、なぜ今になって2000年代のCornetを探す人がいるのでしょうか?
理由のひとつは、もちろん、
現在は新品が作られていないこと。
一度ブランドが終了しているため、今から同じデザインが新しく生産されることはありません。
そのため、
☑ 「昔買ったCornetをもう一度探したい」
☑ 「当時買えなかったデザインが欲しい」
☑ 「昔持っていたけれど手放してしまった」
という方にとって、中古市場が貴重な場所になります。
さらにCornetには、
♥ セーラーカラー
♥ スクエアネック
♥ チェック柄
♥ ストライプ
♥ コットンレース
♥ シンプルなジャンパースカート
など、流行だけに左右されにくいデザインがあります。
2000年代のお洋服でありながら、
今着ても「昔の服だから古い」というより、「Cornetだから着たい」と思える。
そこも、長く探され続ける理由のひとつなのではないでしょうか。
♡ 「古いから価値がない」ではありません
古着やヴィンテージのお洋服を見ていると、
「かなり昔のものだから、もう価値がないのでは?」
と思われることもあります。
でも、実際にはそうとは限りません。
Cornetの場合、
・現在は新品が作られていない
・当時から生産規模が大きなブランドではなかった
・今でも着やすいデザインが多い
・昔からのファンがいる
・年月が経つことで状態の良いものが少なくなっている
など、いくつもの要素があります。
もちろん、すべてのCornetが高く評価されるというわけではありません。
お洋服の状態やデザイン、年代、付属品、現在の需要などによって査定は変わります。
ただ、
「2000年代の古いロリータ服だから、もう値段はつかない」
と決めつけてしまうのは、少しもったいないかもしれません。
特にCornetのように、現在は新しく作られていないブランドは、
「今だからこそ探している人がいる」
ということがあります。
♡ クローゼットチャイルド横浜店でもCornet買取中!

クローゼットチャイルド横浜店では、Cornetのお買取りを承っております♡
もちろんCornetだけではありません。
ロリータ・ゴシック・パンク系のお洋服を幅広くお買取りしています。
「かなり昔に買ったものだけど大丈夫かな?」
「状態が少し気になる……」
「ブランド名が分からないけど、ロリータ服なので見てほしい!」
という場合も、まずは一度ご相談ください。
お買取りでは、年代だけで判断するのではなく、お洋服の状態・デザイン・年代・現在の需要などを確認しながら、一点ずつ査定しています。
そして、
「昔好きだったブランドを、もう一度必要としている人へ」
つなげられるのも、古着買取の楽しさのひとつだと思います♡
🎀 その他の弊社取り扱いブランドも大歓迎です♡
♡ 参考元について
今回Cornetについて調べるにあたり、当時のShotgunWedding公式ブログのアーカイブも参考にしています。
2009年9月のブログには、商品の製作過程や工場とのやり取り、販売についての考え方など、現在ではなかなか知ることのできない当時のブランドの様子が残されています。
参考元:ShotgunWedding 公式ブログ|2009年9月
♡ Cornetをお持ちの方へ
Cornetのお洋服は、ただ「昔のロリータ服」というだけではありません。
デザイナーのこだわり。
頭の中にずっと住み着いている「ひとりの女の子」に、毎回お洋服を試着してもらうというTomさん自身のものづくりの基準。
そして、
「縫う人によって、洋服の顔が違う」
という、服を作る職人さんへのこだわり。
さらに、その一着を実際に形にしてきた職人さんたち。
そして当時Cornetを好きだったお客様。
その一つひとつが重なって、今の中古市場にもお洋服が残っています。
もしクローゼットの中に昔のCornetが眠っていたら、
「古いからもう価値がないかも」
と決めつけず、一度広げてみてください。
もしかすると、その一着を今探している方がいるかもしれません。
2000年代に生まれた一着が、今また誰かの「着たい」に出会う。
それも、古着の面白さのひとつです♡

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